“寡口”の読み方と例文
読み方割合
むくち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もともと伯父は寡口むくちで、用の他は滅多に口を利かない程の変人であった。五十の坂を越しても未だに独身で、巨満の富を持っている。
P丘の殺人事件 (新字新仮名) / 松本泰(著)
「ふだんから寡口むくちな人で、わたくし共とも朝夕の挨拶をいたすほかには、なんにも口を利いたことがございませんので、どんな用のある人か一向に存じません」
半七捕物帳:28 雪達磨 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)