“やもめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寡婦43.4%
22.4%
11.8%
孀婦6.6%
鰥夫6.6%
5.3%
寡夫1.3%
山女1.3%
鰥男1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よりに至るまで、腕車地車など一輌もぎるはあらず。美しき、富みたる寡婦、おとなしきなど、夢おだやかに日を送りぬ。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しがないの船頭には、一国の宰相の死よりは、夕方の酒の桝目と、の米の値のほうが、遥かに実際には強くひびく。
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
のお勝も源兵衛の妹だけあって気性の勝った人で、お園が男のように竹馬に乗ったりして遊ぶのを叱言もいわずに、五刈の男姿にしておいた。
竹本綾之助 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
その後良人に先立れ孀婦となった悲しみを慰めるため、単身米国を漫遊して再び日本に来て二年ほど東京にいた。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それはその町に一人の鰥夫の肺病患者があって、その男は病気が重ったままほとんど手当をする人もなく、一軒のら家に捨て置かれてあったのであるが
のんきな患者 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
天はそのさき焔をよろこぶに似たりき、あゝとなれる北の地よ、汝かれらを見るをえざれば 二五—二七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「こら! 御覧な、無性だねえ。おまえさん寡夫かい」
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と是から女房が支度をするのに、前川れた山女岩魚という魚に、其の頃会津辺から𢌞る味淋のような真赤な酒で
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
涙というものは、まして中年の鰥男の涙などというものは、薄穢いものだ。甘ったるい感情の自慰のようなものであろう。
夢幻泡影 (新字新仮名) / 外村繁(著)