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寡
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やもめ
ふりがな文庫
“
寡
(
やもめ
)” の例文
かく
寡
(
やもめ
)
となりしを
便
(
たよ
)
りよしとや、
言
(
ことば
)
を
巧
(
たく
)
みていざなへども、
一〇四
玉と
砕
(
くだ
)
けても
瓦
(
かはら
)
の
全
(
また
)
きにはならはじものをと、幾たびか
辛苦
(
からきめ
)
を忍びぬる。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
そのわけというのは、彼女はまだ若いのですが、てまえの兄にあたる良人に
死別
(
わか
)
れ、
寡
(
やもめ
)
となってから三年になります。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天はその
小
(
ちひ
)
さき焔をよろこぶに似たりき、あゝ
寡
(
やもめ
)
となれる北の地よ、汝かれらを見るをえざれば 二五—二七
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
さて当日
新婚
(
しんこん
)
ありつる家に、
神使
(
じんし
)
たるべき人は百姓の内
旧家
(
きうか
)
門地の
輩
(
ともがら
)
神使を
務
(
つとむ
)
べき家定めあり、その中にて
服忌
(
ぶくき
)
はさら也、
寡
(
やもめ
)
なる
者
(
もの
)
、家内に病人あるもの、
縁類
(
えんるゐ
)
に
不祥
(
ふしやう
)
ありしもの
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「そんな尼のような御顔をなすっていらっしゃるから
寡
(
やもめ
)
におなりになるのでしょう」
かげろうの日記
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
▼ もっと見る
わが子の
首
(
かうべ
)
擢
(
ぬき
)
んでられて、
寡
(
やもめ
)
となれる冠を戴き、かの
受膏
(
じゅかう
)
の
族
(
やから
)
彼よりいでたり 五八—六〇
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
“寡”の意味
《名詞》
(カ)少数派。少人数。
(やもめ)夫を失った女。
(出典:Wiktionary)
寡
常用漢字
中学
部首:⼧
14画
“寡”を含む語句
寡言
寡婦
寡聞
鰥寡
寡人
言葉寡
多寡
寡黙
衆寡
寡勢
寡少
寡欲
寡兵
寡慾
寡居
鰥寡孤独
寡婦暮
口寡
寡作
寡口
...