“鰥寡孤独”の読み方と例文
読み方割合
かんかこどく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鰥寡孤独かんかこどくは常の年には仲間によって支持せられるが、何か異常の大事変があると、まず是らの抵抗力の弱い者から掃蕩そうとうせられるのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
余は鰥寡孤独かんかこどくうれいに沈むもの、或は貧困縷衣るいにして人目ひとめはばかるもの、或は罪にはじ暗処あんしょに神のゆるしを求むるもののもとを問い、ナザレの耶蘇いえすの貧と孤独とめぐみとを語らん
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
一番先に飛付いたのは、この世の快楽に見切りをつけた人達——鰥寡孤独かんかこどく——でした。