トップ
>
鴫焼
>
しぎやき
ふりがな文庫
“
鴫焼
(
しぎやき
)” の例文
……お
菜
(
かず
)
も、あの、お好きな
鴫焼
(
しぎやき
)
をして上げますから、おとなしくしていらっしゃいまし。お腹が空いたって、人が聞くと笑います。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
親しく出入する人その
価附
(
ねづけ
)
を見しに、
隠元豆
(
いんげんまめ
)
の初めて市場に出でしというが一
把
(
わ
)
二十本にて代金二分、同じく
茄子
(
なす
)
の
鴫焼
(
しぎやき
)
が代金七両とあるに舌を巻きて驚き
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
料理は鮪の刺身、照焼の魚、
鴫焼
(
しぎやき
)
の
茄子
(
なす
)
、ひややつこ、薩摩汁などに
候
(
さふら
)
ひき。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
「オホホ、
厭
(
いや
)
ですネエ、お
戯謔
(
ふざけ
)
なすっては。今
鴫焼
(
しぎやき
)
を
拵
(
こしら
)
えてあげます。」
太郎坊
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「キュウリの学問が
流行
(
はや
)
り出したら、
茄子
(
なす
)
の
鴫焼
(
しぎやき
)
なんぞは食えなくなるだろう、そんなことは、どうでもいい、早く
悪食
(
あくじき
)
を食わせろ、そのギュウという悪食をこれへ出せ、思うさま食ってみせる」
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
御吹聴
(
ごふいちょう
)
の
鴫焼
(
しぎやき
)
で一杯つけな。これからゆっくり話すんだ。山沢、野菜は食わしたいぜ、そりゃ、
甘
(
うま
)
いぞ。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鴫
漢検準1級
部首:⿃
16画
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“鴫”で始まる語句
鴫
鴫沢
鴫立沢
鴫丸
鴫居
鴫澤
鴫野
鴫澤主水
鴫田
鴫沢隆三