“御吹聴”の読み方と例文
読み方割合
ごふいちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御吹聴ごふいちょう鴫焼しぎやきで一杯つけな。これからゆっくり話すんだ。山沢、野菜は食わしたいぜ、そりゃ、うまいぞ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その末段に道楽的職業というような一種の変体のある事を御吹聴ごふいちょうに及んで私などの職業がどの点まで職業でどの点までが道楽であるかを諸君に大体理会りかいせしめたつもりであります。
道楽と職業 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それは追ってとくと考えた上、猫の脳裏のうりを残りなく解剖し得た時改めて御吹聴ごふいちょうつかまつろう。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)