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風呂
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ぶろ
ふりがな文庫
“
風呂
(
ぶろ
)” の例文
もうしまいにはアトリエの隅に西洋
風呂
(
ぶろ
)
や、バス・マットを据えて、その周りを
衝立
(
ついたて
)
で囲って、ずっと冬中洗ってやるようになったのです。
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
彼の頭にはおそらくこの「
夕飯
(
ゆうめし
)
のかますご」が
膠着
(
こうちゃく
)
していてそれから六句目の自分の当番になって「
宵々
(
よいよい
)
」の「あつ
風呂
(
ぶろ
)
」が出現した感がある。
連句雑俎
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
あるいは東洋一と称せられる千人
風呂
(
ぶろ
)
を二人で独占して泳いだり、あるいは三大湯滝に打たれたり、あるいは軽便鉄道の見える部屋で玉突きに興じたり
メデューサの首
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
「すぐどうかしなければならない。ロシア
風呂
(
ぶろ
)
がきくかも知れない。ならば一等上のたなにねたいものだ。」
幸福のうわおいぐつ
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
元日にも
聟入
(
むこいり
)
の時に仕立てた
麻袴
(
あさばかま
)
を五十年このかた着用して
礼廻
(
れいまわ
)
りに歩き、夏にはふんどし一つの姿で
浴衣
(
ゆかた
)
を大事そうに首に巻いて近所へもらい
風呂
(
ぶろ
)
に出かけ、
初生
(
はつなり
)
の
茄子
(
なす
)
一つは二
文
(
もん
)
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
その間の訪客のひとりだった
公卿
(
くげ
)
が、牛車でここの役邸の門から帰ってゆくと、しばし客も絶えて、秀吉は夕
風呂
(
ぶろ
)
を出、丹波から来た養子の秀勝や前田
玄以
(
げんい
)
などを加えて、夕食を
摂
(
と
)
っていた。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
疲れきっている彼らにとっては、音楽はトルコ
風呂
(
ぶろ
)
であり、なま温かい湯気であり、マッサージであり、長
煙管
(
ぎせる
)
です。思索の必要なんかはありません。それは戸外運動と恋愛との間の過渡期です。
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
こんな会話があってから、ちょうど幸い行水の季節になって来たので、私は再び、物置きの隅に捨ててあった西洋
風呂
(
ぶろ
)
をアトリエに運び、彼女の体を洗ってやるようになりました。
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“風呂”の解説
風呂(ふろ)とは、身体の洗浄や温浴・入浴するための設備。浴室・浴場ともいう。
(出典:Wikipedia)
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
呂
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
“風呂”で始まる語句
風呂敷
風呂敷包
風呂場
風呂桶
風呂屋
風呂舎
風呂番
風呂銭
風呂所
風呂屋町