“麻袴”の読み方と例文
読み方割合
あさばかま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胴服ともみえ、かみしもともみえ、羽織ともみえる物の上に、腰締こしじめをむすび、麻袴あさばかまをはき、足には、祭礼穿まつりばきの、新しい紙緒かみおのわら草履をはいている。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元日にも聟入むこいりの時に仕立てた麻袴あさばかまを五十年このかた着用して礼廻れいまわりに歩き、夏にはふんどし一つの姿で浴衣ゆかたを大事そうに首に巻いて近所へもらい風呂ぶろに出かけ、初生はつなり茄子なす一つは二もん
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)