“風體”のいろいろな読み方と例文
新字:風体
読み方割合
ふうてい83.3%
なり16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたしはお前の父親のやうなもので、お前の産みの父親よりもつと縁の深いものだ。どうだ、わたしの風體ふうていは」といふやうな者に出會でつくはした氣がする。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
星火榴彈せいくわりうだんげ、火箭くわぜんばして難破船なんぱせん風體ふうてい摸擬よそをつたなど、船長せんちやうたん船幽靈ふないうれい仕業しわざ御坐ござるなどゝ、無※ばかことつてるが其實そのじつ、かの不思議ふしぎなる難破船なんぱせん信號しんがう
途で乞食のやうな風體なりをしてゐる人に出逢つた。羊羹色もところ斑らになつた古ソフトを被つてゐた。色のうすはげた淺黄の大風呂敷で何かを背負つてゐた。
三太郎の日記 第三 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)