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風體
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ふうてい
ふりがな文庫
“
風體
(
ふうてい
)” の例文
新字:
風体
「わたしはお前の父親のやうなもので、お前の産みの父親よりもつと縁の深いものだ。どうだ、わたしの
風體
(
ふうてい
)
は」といふやうな者に
出會
(
でつくは
)
した氣がする。
地方主義篇:(散文詩)
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
星火榴彈
(
せいくわりうだん
)
を
揚
(
あ
)
げ、
火箭
(
くわぜん
)
を
飛
(
と
)
ばして
難破船
(
なんぱせん
)
の
風體
(
ふうてい
)
を
摸擬
(
よそを
)
つたなど、
船長
(
せんちやう
)
は
單
(
たん
)
に
船幽靈
(
ふないうれい
)
の
仕業
(
しわざ
)
で
御坐
(
ござ
)
るなどゝ、
無※
(
ばか
)
な
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
つて
居
(
を
)
るが
其實
(
そのじつ
)
、かの
不思議
(
ふしぎ
)
なる
難破船
(
なんぱせん
)
の
信號
(
しんがう
)
は
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
當時創業期の江戸に集つた負けぬ氣の諸國人の好みに合つて、斷然その
風體
(
ふうてい
)
が流行し、その仁侠——男を磨くといつた下に、漸く太平になつて、上は大名に、下は金持町人にはさまれて
凡愚姐御考
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
(かんがへる。)して、その男はどんな
風體
(
ふうてい
)
で、年頃や人相は判らなかつたか。
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
デミトリチは
彼等
(
かれら
)
が
厨房
(
くりや
)
の
暖爐
(
だんろ
)
を
直
(
なほ
)
しに
來
(
き
)
たのであるのは
知
(
し
)
つてゐたのであるが、
急
(
きふ
)
に
何
(
なん
)
だか
然
(
さ
)
うでは
無
(
な
)
いやうに
思
(
おも
)
はれて
來
(
き
)
て、
是
(
これ
)
は
屹度
(
きつと
)
警官
(
けいくわん
)
が
故
(
わざ
)
と
暖爐職人
(
だんろしよくにん
)
の
風體
(
ふうてい
)
をして
來
(
き
)
たのであらうと
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
その男は……年頃は三十四五で、職人のやうな
風體
(
ふうてい
)
で……。
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
體
部首:⾻
23画
“風”で始まる語句
風
風情
風邪
風采
風呂
風体
風呂敷
風貌
風靡
風呂敷包