“御社”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みやしろ62.5%
おやしろ18.8%
ミヤシロ9.4%
おんしゃ3.1%
おんやしろ3.1%
オシヤ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いま、竹中半兵衛がそう告げて来たゆえ、やにわに起き出て、まず、城中の御社みやしろへ詣で、ここ数十日の懈怠けたいをおわび致して来た
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
朝廷や京都の大きな御社おやしろにも、中世以前からこれとよく似た賭弓のりゆみ御式おしきがあって射手いては右左に分れて勝負を競うほかに、おのおの一方の声援者があり
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
順道ジユンタウならば、今頃は既に、藤原の氏神河内の枚岡ヒラヲカ御神オンカミか、春日の御社ミヤシロに、巫女ミコキミとして仕へてゐるはずである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
足ノ下ニ御社おんしゃノ新聞ノ、アノ写真ノトコロガ拡ゲテ置イテアリマシタ。誰カ近所ノ親切ナ人ガ投ゲ込ンデ下サッタノデショウ。
空を飛ぶパラソル (新字新仮名) / 夢野久作(著)
当時所謂御社オシヤの先生の上に特立した竹の家主人だといふ自覚が、あの好人物らしい人にも、其頃はまだこんなもの言ひをさせたのであらうが、馴染み薄いものには、極度に気をゆるめぬ行き方で
実川延若讃 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)