“御社参”の読み方と例文
読み方割合
ごしゃさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さ「お村や、うんとお云いよ、有難い事だ、姉さんが何とか、日光にっこう御社参ごしゃさんとかいうお方が妾になれと仰しゃるのは有り難い事だから、諾とお云いよ」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
凡下ぼんげの臆測でもあるが、ここ三年つづきの法勝寺行幸やら、また、このたびの東大寺、興福寺、春日御社参ごしゃさんといったような車駕のお忙しさは、そも何のためか、理解にくるしむ。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御家老の三宅殿も、御社参ごしゃさん沙汰さたを承ると、二言となく引き退ったわけです。もうお気づかいは一切無用。さ、さ、あなた様が遠慮しておられては、誰方どなたも手を出しかねましょう。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)