“そり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
40.8%
33.1%
8.9%
雪車2.4%
2.4%
雪舟2.4%
1.2%
剃刀1.2%
橇車1.2%
1.2%
秧馬1.2%
1.2%
輴哥1.2%
0.6%
意気0.6%
気合0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それには例の工学博士バクスターの案で、食堂の大テーブルをさかさまに倒し、それをそりとなしたので運搬うんぱんはきわめて便利であった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
それから、自分の短い、そりのついた剣をはずして、パーシウスが前から下げていた剣の代りに、それを彼につけてやりました。
此上のねがひには此くろかみをそりこぼして玉はれかし、あな悲哉かなしやとて、かほに袖をあてゝさめ/″\となきけり。
雪車そりに曳かれて着いた宿は、停車場から程遠からぬカルトン・ホテル Carlton Hôtel で、まだ新築の奇麗な家であった。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
叩立たゝきたてしかば一村二百軒の百姓そりやこそ名主殿へ盜賊が這入はひつたぞ駈付かけつけ打殺うちころせと銘々めい/\得物々々えもの/\たづさへて其處へ來りヤア盜人は面をすみにてぬりたるぞあらひて見よと聲々こゑ/″\のゝしり盜人の面を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
我を忘れて駆り出す雪舟そりに乗り、何れの山に登るにも氷雪にて自由自在、さながら天国の遊戯ともいい得べく、春の一里は夏の二里より歩行にやすし。
尾瀬沼の四季 (新字新仮名) / 平野長蔵(著)
堀川百首ほりかはひやくしゆ兼昌かねまさの哥に、「初深雪はつみゆきふりにけらしなあらち山こし旅人たびびとそりにのるまで」この哥をもつても我国にそりをつかふのふるきをしるべし。
剃刀そりの刃を合わせていた甚八が、急に何か思いついたように大声を出した。
その櫃を橇車そりに乗せて、行先へ送ろうとしたのを、かねてよりそこへ来て待ち設けていた忠婢某が出て来て、その中には破損しやすい物が這入っているのだから、自分が受け取って行くといって
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
かれ泥行でいかうの用なれば雪中に用ふるとは製作せいさくことなるべし。そりの字、○そりそりそり秧馬そり諸書しよしよ散見さんけんす。あるひは○雪車そり雪舟そりの字を用ふるは俗用ぞくようなり。
かれ泥行でいかうの用なれば雪中に用ふるとは製作せいさくことなるべし。そりの字、○そりそりそり秧馬そり諸書しよしよ散見さんけんす。あるひは○雪車そり雪舟そりの字を用ふるは俗用ぞくようなり。
かれ泥行でいかうの用なれば雪中に用ふるとは製作せいさくことなるべし。そりの字、○そりそりそり秧馬そり諸書しよしよ散見さんけんす。あるひは○雪車そり雪舟そりの字を用ふるは俗用ぞくようなり。
こやしをのする輴哥そりあり、これをのするほどにちひさく作りたる物なり。二三月のころも地として雪ならざるはなく、渺々びやう/\として田圃たはた是下このしたりて持分もちぶんさかひもさらにわかちがたし。
そりヤ課長、無理ですよ、初め僕が同胞社に這入はひり込んだ頃、僕は報告したぢやありませんか、外で考へると、内で見るとは全く事情が違つて、篠田と云ふ男
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
そりや僕も、おやぢすねを食ひ荒して、斯様こん探偵にまで成り下つたんだから、随分惨酷ざんこくなことも平気でつて来たんですが、——篠田には実に驚いたのです、社会党なんぞ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
文三と意気そりが合わねばこそ自家じぶん常居つねからきらいだと云ッている昇如き者に伴われて、物観遊山ものみゆさんに出懸けて行く……
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ところで、鍛冶屋はこの老人とは日頃から気合そりがあはなかつたので、腕つ節の強いにも似ず、父親のゐる時に娘のところへ出かけるなどといふことは先づなかつた。