雪舟そり)” の例文
かれ泥行でいかうの用なれば雪中に用ふるとは製作せいさくことなるべし。そりの字、○そりそりそり秧馬そり諸書しよしよ散見さんけんす。あるひは○雪車そり雪舟そりの字を用ふるは俗用ぞくようなり。
我を忘れて駆り出す雪舟そりに乗り、何れの山に登るにも氷雪にて自由自在、さながら天国の遊戯ともいい得べく、春の一里は夏の二里より歩行にやすし。
尾瀬沼の四季 (新字新仮名) / 平野長蔵(著)
雪舟そりに乗るこしの遊女の寒さうに 野径やけい
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
かれ泥行でいかうの用なれば雪中に用ふるとは製作せいさくことなるべし。そりの字、○そりそりそり秧馬そり諸書しよしよ散見さんけんす。あるひは○雪車そり雪舟そりの字を用ふるは俗用ぞくようなり。
かんじきにてあし自在じざいならず、雪ひざすゆゑ也。これ冬の雪中一ツの艱難かんなんなり。春は雪こほり銕石てつせきのごとくなれば、雪車そり(又雪舟そりの字をも用ふ)を以ておもきす。
いつか打砕うちくだく時は大力の男くひなどにてしたゝかに打て、やう/\をれおちてくだけたる四五尺なるを、わらべらがうちよりて手遊てあそび雪舟そりにのせて引きありきあそぶもあり。