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毳
ふりがな文庫
“毳”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
けば
30.8%
むくげ
23.1%
そり
15.4%
にこげ
15.4%
け
7.7%
カモ
7.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けば
(逆引き)
花は絵のような美しい面を伏せ、オドオドと玉繭の着物の
毳
(
けば
)
をむしりながら消え入りそうに肩をすぼめている。海棠雨に悩む体。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
毳(けば)の例文をもっと
(4作品)
見る
むくげ
(逆引き)
沢子は少し身を退いて、薄い
毳
(
むくげ
)
のありそうな脹れた唇を歪み加減に引結んで、下歯の先できっと噛みしめていた。
野ざらし
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
毳(むくげ)の例文をもっと
(3作品)
見る
そり
(逆引き)
彼
(
かれ
)
は
泥行
(
でいかう
)
の用なれば雪中に用ふるとは
製作
(
せいさく
)
異
(
こと
)
なるべし。
輴
(
そり
)
の字、○
毳
(
そり
)
○
蕝
(
そり
)
○
橇
(
そり
)
○
秧馬
(
そり
)
、
諸書
(
しよしよ
)
に
散見
(
さんけん
)
す。
或
(
あるひ
)
は○
雪車
(
そり
)
○
雪舟
(
そり
)
の字を用ふるは
俗用
(
ぞくよう
)
なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
毳(そり)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
にこげ
(逆引き)
『
山海経
(
せんがいきょう
)
』に、〈天馬
状
(
かたち
)
白犬のごとくにして黒頭、肉翅能く飛ぶ〉とあり、堀田正俊の『
颺言録
(
ようげんろく
)
』に、朝鮮の天馬形犬のごとく
毳
(
にこげ
)
白兎のごとしといえるは
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
毳(にこげ)の例文をもっと
(2作品)
見る
け
(逆引き)
筆の穂を墨つぼにたっぷりひたして、幾らか
毳
(
け
)
ばだった標木の前に突き膝をした。
淋漓
(
りんり
)
たる思いをこめて彼は書いたのだ。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
毳(け)の例文をもっと
(1作品)
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カモ
(逆引き)
三句四句への移り方なども、茅の帳・芝の
毳
(
カモ
)
を夢みる様に、鮮やかでゐて、豊かな波をうつて進んでゐる。第五句なども、拍子は転換して結んでゐる。が更に緩やかになつて来てゐる。
古代民謡の研究:その外輪に沿うて
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
毳(カモ)の例文をもっと
(1作品)
見る
毳
漢検1級
部首:⽑
12画
“毳”を含む語句
毳々
毳毛
毳山
毳立
“毳”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
山東京山
チャールズ・ディケンズ
本庄陸男
嘉村礒多
南方熊楠
上田敏
久生十蘭
豊島与志雄
折口信夫