“にこげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
和毛47.1%
柔毛47.1%
5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まわりの毛が棉の木についている棉花のようなフワフワした和毛にこげなので、ちょうど孵ったばかりの烏の子供の頭のようだ。
葡萄蔓の束 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
わずかにを過ぎたる太陽は、透明なる光線を彼の皮膚の上にげかけて、きらきらする柔毛にこげの間より眼に見えぬ炎でもずるように思われた。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
第六 その質ノ軽キにこげまさル 故ニ冬時ノ蔬穀そこく裊脆じょうぜいナルヲ損セズ 却テ之ヲ擁包シテ寒ニやぶラルルヲ防グ
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)