“持分”の読み方と例文
読み方割合
もちぶん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目鼻立(めはなだち)の愛(あい)くるしい、罪(つみ)の無(な)い丸顏(まるがほ)、五分刈(ごぶがり)に向顱卷(むかうはちまき)、三尺帶(さんじやくおび)を前(まへ)で結(むす)んで、南(なん)の字(じ)を大(おほき)く染拔(そめぬ)いた半被(はつぴ)を着(き)て居(ゐ)る、これは此處(こゝ)の大家(たいけ)の仕着(しきせ)で、挽(ひ)いてる樟(くすのき)も其(そ)の持分(もちぶん)。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
糞(こやし)をのする輴哥(そり)あり、これをのするほどに小(ちひさ)く作りたる物なり。二三月のころも地として雪ならざるはなく、渺々(びやう/\)として田圃(たはた)も是下(このした)に在(あ)りて持分(もちぶん)の境(さかひ)もさらにわかちがたし。
目鼻立(めはなだち)の愛くるしい、罪の無い丸顔、五分刈(ごぶがり)に向顱巻(むこうはちまき)、三尺帯(さんじゃくおび)を前で結んで、南(なん)の字を大(おお)く染抜(そめぬ)いた半被(はっぴ)を着て居る、これは此処(ここ)の大家(たいけ)の仕着(しきせ)で、挽いてる樟もその持分(もちぶん)。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)