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向顱卷
ふりがな文庫
“向顱卷”の読み方と例文
新字:
向顱巻
読み方
割合
むかうはちまき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかうはちまき
(逆引き)
「
豪
(
えれ
)
え、
豪
(
えれ
)
え。
其
(
それ
)
でもぬるけりや
羽目
(
はめ
)
をたゝけ、」と
言
(
い
)
ひながら、
濡手拭
(
ぬれてぬぐひ
)
を、ひとりでに、
思
(
おも
)
はず
向顱卷
(
むかうはちまき
)
で、
切
(
せつ
)
ない
顏
(
かほ
)
して
涙
(
なみだ
)
をほろ/\と
溢
(
こぼ
)
した。
銭湯
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その
眞下
(
ました
)
に、
魚屋
(
さかなや
)
の
店
(
みせ
)
があつて、
親方
(
おやかた
)
が
威勢
(
ゐせい
)
のいゝ
向顱卷
(
むかうはちまき
)
で、
黄肌鮪
(
きはだ
)
にさしみ
庖丁
(
ばうちやう
)
を
閃
(
ひらめ
)
かして
居
(
ゐ
)
たのは
偉
(
えら
)
い。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
目鼻立
(
めはなだち
)
の
愛
(
あい
)
くるしい、
罪
(
つみ
)
の
無
(
な
)
い
丸顏
(
まるがほ
)
、
五分刈
(
ごぶがり
)
に
向顱卷
(
むかうはちまき
)
、
三尺帶
(
さんじやくおび
)
を
前
(
まへ
)
で
結
(
むす
)
んで、
南
(
なん
)
の
字
(
じ
)
を
大
(
おほき
)
く
染拔
(
そめぬ
)
いた
半被
(
はつぴ
)
を
着
(
き
)
て
居
(
ゐ
)
る、これは
此處
(
こゝ
)
の
大家
(
たいけ
)
の
仕着
(
しきせ
)
で、
挽
(
ひ
)
いてる
樟
(
くすのき
)
も
其
(
そ
)
の
持分
(
もちぶん
)
。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
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(5作品)
見る
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
顱
漢検1級
部首:⾴
25画
卷
部首:⼙
8画
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