“三尺帯”のいろいろな読み方と例文
旧字:三尺帶
読み方割合
さんじゃくおび80.0%
さんじやくおび20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分がかばんの中へ浴衣ゆかた三尺帯さんじゃくおびを詰めに二階へあがりかける下から、「是非そうなさいましよ」とおっかけるように留めた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
本堂の廊下には此処ここ夜明よあかししたらしい迂散うさんな男が今だに幾人も腰をかけていて、その中にはあかじみた単衣ひとえ三尺帯さんじゃくおびを解いて平気でふんどしをしめ直しているやつもあった。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
本堂の廊下らうかには此処こゝ夜明よあかししたらしい迂散うさんな男が今だに幾人いくにんこしをかけてて、の中にはあかじみた単衣ひとへ三尺帯さんじやくおびを解いて平気でふんどしをしめ直してゐるやつもあつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)