“ソレ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:それ
語句割合
其60.0%
夫40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とあるのゝ判詞に、「右は、その意したゝかにいひすゑられて、あまりこちたきまでにぞ聞きなされ侍る」云々、とある類が、其(ソレ)である。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おれは、このおれは、何処(ドコ)に居るのだ。……それから、こゝは何処なのだ。其(ソレ)よりも第一、此(コノ)おれは誰(ダレ)なのだ。其をすつかり、おれは忘れた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
夫(ソレ)女人(ニヨニン)ノ身(ミ)ハ、五障(ゴシヤウ)三從(サムシヨウ)トテ、オトコニマサリテカカルフカキツミノアルナリ、コノユヘニ一切(イチサイ)ノ女人(ニヨニン)ヲバ、——馬鹿らしい。
陰火 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)
京都(キョウト)市上京(カミギョウ)区浄福寺通(ジョウフクジドオリ)金箔(キンパク)業斎藤(サイトウ)方ヨリ同人方雇人小林茂三(コバヤシシゲゾウ)(二三)ノ家出保護願ノ郵書ヲ受理シタル大津警察署ニ於(オイ)テハ、偶々(タマタマ)其(ソノ)人相着衣ト本件被害者ノ夫(ソレ)ト符合スル点アルヲ以テ
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
夫(ソレ)人間(ニンゲン)ノ浮生(フジヤウ)ナル相(サウ)ヲツラツラ觀(クワン)ズルニ、オホヨソハカナキモノハ、コノ世(ヨ)ノ始(シ)中(チユウ)終(ジユウ)マボロシノゴトクナル一期(イチゴ)ナリ、——てれくさくて讀まれるものか。べつなのを讀みませう。
陰火 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)