“ソ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
20.0%
12.0%
12.0%
8.0%
8.0%
8.0%
4.0%
4.0%
4.0%
4.0%
沿4.0%
4.0%
退4.0%
4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ココニ大坂ヲメテヨリ以来四十九年ノ春秋ヲ送ルコト、昨日ノ夢ノ如シ、世間之相、事時之相ヲ観ズルニ、生死ノ去来キヨライ有為転変ウヰテンペンノ作法ハ、電光朝露ノ如シ、タダ一セイ称念シヨウネン利剣リケン
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
巧言令色足恭コウゲンレイショクスウキョウウラミカクシテノ人ヲ友トスルハ、丘コレヅ とか、生ヲ求メテモッテ仁ヲ害スルナク身ヲ殺シテ以テ仁ヲ成スアリ とか、狂者ハ進ンデ取リ狷者ケンジャサザル所アリ とかいうのが
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
併しさうすると、此一幕物は「入札」に自らを択んだ老旦の出し物となるのであらう。私どもは延若の扮した老乾児の為に泣かうとする情をらすのに容易でなかつた。
実川延若讃 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
孫子イワク、レ兵ヲ用ル之法国ヲ全クスルヲ上トシ、国ヲ破ル是ニ次グ、軍ヲ全クスルヲ上ト、軍ヲ破ル是ニ次グ、旅ヲ全クスルヲ上ト為、旅ヲ破ル是ニ次グ、卒ヲ全クスルヲ上ト為
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
にほどりの葛飾早稻カツシカワセをにへすとも、可愛カナしきをに立てめやも
知ラズ誰カコレ襄王ジョウオウ
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……山県に麻岐斯マキシあだね搗き め木が汁にめ衣を……(古事記上巻)
天地反覆ハンプクセント欲ス
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
削り掛けの一種に接骨木ニハトコや竹にさす削り花のある其らしく、同じ糸にたぐり寄せられる物には、楢の木のぎ口を丁字形に切りこんで羊歯シダの葉を挿し
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「先陣ハ、和田ノミサキヲ巡ッテ、左岸ニ沿イ、兵庫港(経ヶ島)ヘ、上陸セヨ」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
言ふまでもなく、「サフロ」から来た「そよ」「ソウよ」であること疑ひもないのだが、小唄・狂言には、大抵の場合、「よ」「うよ」「うよの」と言ふ風に、誰も解釈して来たらしい。
「さうや さかいに」 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其にとこと音通した退く・ソコなどの聯想もあつたものらしく、地下或は海底の「死の国」と考へられて居た。「夜見の国」とも称へる。
ヤマトべに西風ニシ吹きあげて 雲離クモバナれ き居りとも 我忘れめや(くろ媛——記)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)