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ふりがな文庫
“
初
(
ソ
)” の例文
十
(
トヲ
)
を出たばかりの幼さで、母は死に、父は疾んで居る太宰府へ降つて、
夙
(
ハヤ
)
くから、海の
彼方
(
アナタ
)
の作り物語りや、
唐詩
(
モロコシウタ
)
のをかしさを知り
初
(
ソ
)
めたのが、病みつきになつたのだ。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
爰
(
ココ
)
ニ大坂ヲ
創
(
タ
)
テ
初
(
ソ
)
メテヨリ以来四十九年ノ春秋ヲ送ルコト、昨日ノ夢ノ如シ、世間之相、事時之相ヲ観ズルニ、生死ノ
去来
(
キヨライ
)
、
有為転変
(
ウヰテンペン
)
ノ作法ハ、電光朝露ノ如シ、タダ一
声
(
セイ
)
称念
(
シヨウネン
)
ノ
利剣
(
リケン
)
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十
(
トヲ
)
を出たばかりの幼さで、母は死に、父は疾んで居る太宰府へ降つて、
夙
(
ハヤ
)
くから、海の
彼方
(
アナタ
)
の作り物語りや、
唐詩
(
モロコシウタ
)
のをかしさを知り
初
(
ソ
)
めたのが、病みつきになつたのだ。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
十
(
トヲ
)
を出たばかりの幼さで、母は死に、父は
疾
(
ヤ
)
んで居る太宰府へ降つて、
夙
(
ハヤ
)
くから、海の
彼方
(
アナタ
)
の作り物語りや、
唐詩
(
モロコシウタ
)
のをかしさを知り
初
(
ソ
)
めたのが、病みつきになつたのだ。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
椎柴に
幡
(
ハタ
)
とりつけて、
誰
(
タ
)
が世にか 北の
御門
(
ミカド
)
と いはひ
初
(
ソ
)
めけむ——北御門の末歌
唱導文学:――序説として――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
磨かれぬ智慧を抱いたまゝ、何も知らず思はずに、過ぎて行つた幾百年、幾萬の貴い
女性
(
ニヨシヤウ
)
の間に、
蓮
(
ハチス
)
の花がぽつちりと、莟を
擡
(
モタ
)
げたやうに、物を考へることを知り
初
(
ソ
)
めた郎女であつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
磨かれぬ智慧を抱いたまゝ、何も知らず思はずに、過ぎて行つた幾百年、幾萬の貴い
女性
(
ニヨシヤウ
)
の間に、
蓮
(
ハチス
)
の花がぽつちりと、莟を
擡
(
モタ
)
げたやうに、物を考へることを知り
初
(
ソ
)
めた郎女であつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
磨
(
ミガ
)
かれぬ
智慧
(
チヱ
)
を抱いたまゝ、何も知らず思はずに、過ぎて行つた幾百年、幾万の貴い
女性
(
ニヨシヤウ
)
の間に、
蓮
(
ハチス
)
の花がぽつちりと、
莟
(
ツボミ
)
を
擡
(
モタ
)
げたやうに、物を考へることを知り
初
(
ソ
)
めた郎女であつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“初”の意味
《名詞》
初(はつ)
はじめ。はじまって間もない時期。
第一回。
ある期間のなかで最も先。
対義語:末
(出典:Wiktionary)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“初”を含む語句
最初
初々
初更
劫初
当初
初声
初子
初見参
初詣
出初
初心
初春
見初
太初
初日
初瀬詣
初生
初手
初夏
初陣
...