トップ
>
逸
>
ソ
ふりがな文庫
“
逸
(
ソ
)” の例文
家持は、此が
多聞天
(
タモンテン
)
か、と心に問ひかけて居た。だがどうも、さうは思はれぬ。同じ、かたどつて作るなら、とつい聯想が
逸
(
ソ
)
れて行く。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
併しさうすると、此一幕物は「入札」に自らを択んだ老旦の出し物となるのであらう。私どもは延若の扮した老乾児の為に泣かうとする情を
逸
(
ソ
)
らすのに容易でなかつた。
実川延若讃
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
同じ、かたどつて作るなら、とつい聯想が
逸
(
ソ
)
れて行く。八年前、越中
ノ
國から歸つた當座の、世の中の豐かな騷ぎが、思ひ出された。あれからすぐ、大佛
開眼
(
カイゲン
)
供養が行はれたのであつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
逸
常用漢字
中学
部首:⾡
11画
“逸”を含む語句
独逸
飄逸
都々逸
逸見
逸早
逸物
逸話
安逸
逸足
逸出
逸品
逸散
獨逸
放逸
逸人
逸脱
逸駿
見逸
逸雄
逸作
...