“逸脱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いつだつ80.0%
ぬかり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、その内容としてのスポーツ性のみに捉われて、近来ややもすれば登山という形式を逸脱いつだつしがちな傾向が認められる。
ピークハンティングに帰れ (新字新仮名) / 松濤明(著)
わしの命令から逸脱いつだつするような者をこのまま黙って許しておけると思うか。事の破綻はたんはみんな貴様のよけいなことを
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
なるほどそれは迂濶といえばいえるが、この逸脱ぬかりは辞職の理由にはならない。なぜかといえば、それは可能性の限界外の問題で、手落ちとか失態とかいうことじゃないからだ。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)