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逸楽
ふりがな文庫
“逸楽”の読み方と例文
読み方
割合
いつらく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつらく
(逆引き)
平安朝の長い貴族政治の下に、源氏物語的な特異な
逸楽
(
いつらく
)
を幾世紀となくつづけ、平安の都と、
殿上人
(
てんじょうびと
)
には謳歌されて来た地上。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
之を明治の社会に応用致し候わば
所謂
(
いわば
)
禍
(
わざわい
)
を
未萌
(
みほう
)
に防ぐの
功徳
(
くどく
)
にも相成り平素
逸楽
(
いつらく
)
を
擅
(
ほしいまま
)
に致し
候
(
そろ
)
御恩返も相立ち
可申
(
もうすべく
)
と
存候
(
ぞんじそろ
)
……
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
無禄無扶持
(
むろくむふち
)
になった小殿様たちは、三百年の太平
逸楽
(
いつらく
)
に
奢
(
おご
)
って、
細身
(
ほそみ
)
の刀も重いといった連中である。
旧聞日本橋:08 木魚の顔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
逸楽(いつらく)の例文をもっと
(12作品)
見る
逸
常用漢字
中学
部首:⾡
11画
楽
常用漢字
小2
部首:⽊
13画
“逸”で始まる語句
逸
逸早
逸物
逸見
逸話
逸品
逸足
逸散
逸事
逸人
“逸楽”のふりがなが多い著者
吉川英治
長谷川時雨
夏目漱石
坂口安吾