“いつらく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逸楽70.6%
佚楽11.8%
逸樂11.8%
怡樂5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
之を明治の社会に応用致し候わば所謂いわばわざわい未萌みほうに防ぐの功徳くどくにも相成り平素逸楽いつらくほしいままに致しそろ御恩返も相立ち可申もうすべく存候ぞんじそろ……
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
夢のしなへの逸樂いつらくは、今、貴人あてびとの車にぞ
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
此聲の如何に高かつたかは、自分が悠々たる追憶の怡樂いつらくの中から、俄かに振返つて、其兒供の指す方を見たのでも解る。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)