“におうだ”の漢字の書き方と例文
語句割合
仁王立100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二青年はパッと左右に分かれて、またをひろげ、両のこぶしを握って、仁王立におうだちににらみ合った。
影男 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
彼は八橋を切った刀の血糊ちのりをなめて、階子の上がり口に仁王立におうだちに突っ立って敵を待っていた。
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ちょうどその夜、わたしは奇妙きみょうおそろしいゆめをみた。わたしは、天井てんじょうの低い暗い部屋へ入って行くところだった。……と父が、鞭を手に仁王立におうだちになって、足をみ鳴らしていた。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)