“かんじよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勘定66.7%
感情33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
指折ゆびをかゞめて勘定かんじようして、今晩こんばんは、よるまをせば、九晩こゝのばんひるまをせば、十日とをか經過けいかいたしましたことよ。かういふおこたへをしたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
これを國民こくみん頭割あたまわりにしてますと、一人いちにんにつき平均へいきん五反五畝五歩ごたんごせごぶあたります。すなはち皆樣みなさま五反五畝五歩ごたんごせごぶ森林しんりんなか一人ひとりづゝめる勘定かんじようです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
そのたかさは九千七百尺餘きゆうせんしちひやくしやくよだつたといひますから、富士山ふじさん七合目しちごうめのちよっとしたまでのびあが勘定かんじようです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
勅撰集ちよくせんしゆうでいふと、新古今集しんこきんしゆう八番はちばんめの歌集かしゆう、それから後六あとむつつめすなはち、古今集こきんしゆうから勘定かんじようして十四番じゆうよばんめの玉葉和歌集ぎよくようわかしゆう十七番じゆうしちばんめの風雅和歌集ふうがわかしゆう、このふたつのものに、特別とくべつ關係かんけいがおふかいのであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ほとんど、なんのやかましい思想しそうつよ感情かんじようもないが、あかるい、にこにこした氣持きもちが、われ/\をこゝろそこからゆすりてるようにかんじないでせうか。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
このひとうたは、自然物しぜんぶつうつ場合ばあひにも、自分じぶん感情かんじようべる敍情詩じよじようしといふものゝ場合ばあひにも、じつ見事みごと出來できてゐるので、どちらがよいといひることは出來できませんが、世間せけんでは
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
人麿ひとまろ感情かんじようをうたふのにたつしてゐたひとだ、といふことにしてゐます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)