-
トップ
>
-
勘定
>
-
かんじよう
指折り
屈めて
勘定して、
今晩は、
夜で
申せば、
九晩。
晝で
申せば、
十日を
經過いたしましたことよ。かういふお
答へをしたのです。
その
高さは
九千七百尺餘だつたといひますから、
富士山の
七合目のちよっと
下までのび
上る
勘定です。
勅撰集でいふと、
新古今集が
八番めの
歌集、それから
後六つめすなはち、
古今集から
勘定して
十四番めの
玉葉和歌集、
十七番めの
風雅和歌集、この
二つのものに、
特別に
關係がお
深いのであります。
今かりにその
木の
根元から
切つた
切り
口に
疊を
敷いてみるとしますと
六十九疊も
敷けますから、けっきよく、
八疊の
座敷が
八つと、
五疊の
部屋が
一つとれる
勘定になります。