“指折”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆびおり36.4%
ゆびお27.3%
ゆびをり18.2%
ゆびを18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最も遅れて加盟したが、伯父さんが俳諧の宗匠だったので俳句には相当に苦労し、俳人としては社中の指折ゆびおりであった。
夜もこの新らしい手毬をまくらもとにおいて、もういくつ寝るとお正月と、指折ゆびおりかぞえていた子どもは多かったのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
何事にきましても、正月からもう指折ゆびをり数へて毎日引き寄せたく思つた日が、いよいよ目の前に現はれて来るのですもの、来たらじつととらへて放つまいと云ふやうに気があがるのです。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
指折ゆびをかゞめて勘定かんじようして、今晩こんばんは、よるまをせば、九晩こゝのばんひるまをせば、十日とをか經過けいかいたしましたことよ。かういふおこたへをしたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)