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指折
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ゆびおり
ふりがな文庫
“
指折
(
ゆびおり
)” の例文
最も遅れて加盟したが、伯父さんが俳諧の宗匠だったので俳句には相当に苦労し、俳人としては社中の
指折
(
ゆびおり
)
であった。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
と声をかけたが
渋紙面
(
しぶがみづら
)
は見向きもしない。
何
(
なん
)
しろ船長仲間でも
指折
(
ゆびおり
)
の変人だからね。何か一心に考えていたらしい。
難船小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
お浪の家は村で
指折
(
ゆびおり
)
の
財産
(
しんだい
)
よしであるが、
不幸
(
ふしあわせ
)
に
家族
(
ひと
)
が少くって今ではお浪とその母とばかりになっているので、
召使
(
めしつかい
)
も居れば
傭
(
やとい
)
の
男女
(
おとこおんな
)
も
出入
(
ではい
)
りするから朝夕などは
賑
(
にぎや
)
かであるが
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
今日は粕谷か、
明日
(
あす
)
は
廻沢
(
めぐりさわ
)
烏山
(
からすやま
)
は何日で、給田が何日、船橋では、上下祖師ヶ谷では、八幡山では、隣村の北沢では、と皆が
指折
(
ゆびおり
)
数
(
かぞ
)
えて浮き立つ。彼方の村には太鼓が鳴る。
此方
(
こち
)
の
字
(
あざ
)
では
舞台
(
ぶたい
)
がけ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
指
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
“指折”で始まる語句
指折算