“ゆびお”の漢字の書き方と例文
語句割合
指折100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜もこの新らしい手毬をまくらもとにおいて、もういくつ寝るとお正月と、指折ゆびおりかぞえていた子どもは多かったのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
うしとらたつ、——と、きゃくのないあがりかまちにこしをかけて、ひとり十二じゅん指折ゆびおかぞえていた、仮名床かなどこ亭主ていしゅ伝吉でんきちは、いきなり、いきがつまるくらいあらッぽく
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
客は昨日からの事を思って、この竿を指を折って取ったから「指折ゆびお」と名づけようかなどと考えていました。吉はぐいぐい漕いで来ましたが、せっせと漕いだので、艪臍ろべそが乾いて来ました。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)