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艪臍
ふりがな文庫
“艪臍”の読み方と例文
読み方
割合
ろべそ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ろべそ
(逆引き)
弟が
櫂
(
かい
)
を握っていた。兄と彼女とが並んで彼の方を向いて掛けていた。
艪臍
(
ろべそ
)
の鳴る音と胴が波を噛む音とに
遮
(
さえぎ
)
られて、彼らの会話は弟の耳へは達しなかった。
青草
(新字新仮名)
/
十一谷義三郎
(著)
なにってやんでえ、こっちがよっぽどお慰みだと、もやいを解いて、
棹
(
さお
)
を使って舟を川へ出した。もうよかろうと、
艪臍
(
ろべそ
)
をしめそうとしたが、そこが取れて無くなっているので唸った。
桑の木物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
浜に上げられた漁舟の
艪臍
(
ろべそ
)
の上に飛び乗り、がたがた歩いて、舟板をめくった。中は小さな舟底になっている。そこに体をすべり込ませ、舟板を元に戻した。そして体を胎児のように縮める。
幻化
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
艪臍(ろべそ)の例文をもっと
(5作品)
見る
艪
漢検1級
部首:⾈
21画
臍
漢検1級
部首:⾁
18画
“艪”で始まる語句
艪
艪柄
艪櫂
艪拍子
艪声
艪数
艪杭
艪楫
艪音
艪声檣影
“艪臍”のふりがなが多い著者
十一谷義三郎
梅崎春生
直木三十五
幸田露伴
山本周五郎