“為遂”の読み方と例文
旧字:爲遂
読み方割合
しと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして彼には、この刹那せつなを境にして自分が、この地上で自ら為遂しとげなければならぬ事の何かを、完全に悟ったような気がしていた。
それから一年に近い間、この小さい為事はなめらか為遂しとげられて来たのだが、今日はすず子に堪へられない悪感を与へるのであつた。
計画 (新字旧仮名) / 平出修(著)
そこで君に注意して貰ひたいのは、そんな冒険な事を旨く為遂しとげるには、そいつが非常な軽捷な奴でなくてはならぬと云ふ点だ。