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区々
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まち/\
ふりがな文庫
“
区々
(
まち/\
)” の例文
旧字:
區々
君の云ふ通りどの証人も
所謂
(
いはゆる
)
そつけない声に就いては異論がなかつた。ところが所謂鋭い声となると
区々
(
まち/\
)
なことを云つてゐる。
病院横町の殺人犯
(新字旧仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
坂本はそれまでの事には及ばぬと思ひ、又指図の
区々
(
まち/\
)
なのを不平に思つたが、それでも馬一頭を借りて
蒲生
(
がまふ
)
を乗せて、大筒を取り寄せさせに、玉造口
定番所
(
ぢやうばんしよ
)
へ遣つた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
あの証人共が
区々
(
まち/\
)
な聞き取りやうをした、詞に組み立てられてゐなかつた声と連係させるのだね。
病院横町の殺人犯
(新字旧仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
又ドイツの或る新聞は「小学教師は生徒に傍輩の非行を告発することを強制すべきものなりや否や」と云ふ問題を出して、諸方面の名士の答案を募つた。答案は
区々
(
まち/\
)
であつた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
攘夷論の猶盛であつた当時、毀誉の
区々
(
まち/\
)
であつたのは怪むに足らない。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
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倉成
竜渚
(
りゆうしよ
)
の歿したのは前年文化九年十二月十日で、齢は六十五であつた。名は
巠
(
けい
)
であつたらしい。
鉛字
(
えんじ
)
の世となつてから、経と書し
茎
(
かう
)
と書し、諸書
区々
(
まち/\
)
になつてゐる。
字
(
あざな
)
は善卿、通称は善司であつた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
区
常用漢字
小3
部首:⼖
4画
々
3画
“区”で始まる語句
区劃
区別
区画
区
区域
区切
区限
区純
区内
区分