“區々”のいろいろな読み方と例文
新字:区々
読み方割合
まち/\75.0%
くゝ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これをつながんとするにおほいなる旗竿はたざをたふさずしては如何いかんともなしがたし。これをたふさんは不祥ふしやうなりとて、あふいで評議ひやうぎ區々まち/\なり。沈光ちんくわうこれをわらつていはく、仔細しさいなしと。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
のぞき見てなるほど/\辨慶の云通り文めが今日の身形みなりは何でも只事ではなしとうはさ區々まち/\なるに辨慶は少し鬱氣ふさぎし樣子にておら日來ひごろ仲間の事ゆゑ文右衞門とは心安くして度々たび/\酒も飮合のみあひしがんな身形みなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たゞ數艘すうそう軍艦ぐんかんおほくなつたくらいや、區々くゝたる軍器ぐんき製造せいぞうにも、おほ彼等かれらあと摸傚まねしてやうでは、到底とても東洋とうやう平和へいわ維持ゐぢし、すゝんで外交上ぐわいこうじやう一大いちだい權力けんりよくにぎこと覺束おぼつかない、一躍いちやくして、をううへ