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區々
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まち/\
ふりがな文庫
“
區々
(
まち/\
)” の例文
新字:
区々
これを
繋
(
つな
)
がんとするに
其
(
そ
)
の
大
(
おほい
)
なる
旗竿
(
はたざを
)
を
倒
(
たふ
)
さずしては
如何
(
いかん
)
ともなし
難
(
がた
)
し。これを
倒
(
たふ
)
さんは
不祥
(
ふしやう
)
なりとて、
仰
(
あふ
)
いで
評議
(
ひやうぎ
)
區々
(
まち/\
)
なり。
沈光
(
ちんくわう
)
これを
見
(
み
)
て
笑
(
わら
)
つて
曰
(
いは
)
く、
仔細
(
しさい
)
なしと。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
覗
(
のぞ
)
き見て
成
(
なる
)
ほど/\辨慶の云通り文めが今日の
身形
(
みなり
)
は何でも只事ではなしと
噂
(
うはさ
)
區々
(
まち/\
)
なるに辨慶は少し
鬱氣
(
ふさぎ
)
し樣子にて
己
(
おら
)
ア
日來
(
ひごろ
)
仲間の事ゆゑ文右衞門とは心安くして
度々
(
たび/\
)
酒も
飮合
(
のみあひ
)
しが
那
(
あ
)
んな
身形
(
みなり
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
平次は幾人かに同じことを訊きましたが、その答へは
區々
(
まち/\
)
で、或人は十年と言ひ、或人は七、八年と言ひ、中には十二、三年といふのさへあつて、少なくとも六、七年よりは少なくない樣子です。
銭形平次捕物控:164 幽霊の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
窺
(
うかゞ
)
はんやと評議
區々
(
まち/\
)
にて更に
決着
(
けつちやく
)
せざりしにぞ山内伊賀亮
進
(
すゝ
)
み出て申樣は
直
(
すぐ
)
に江戸表へ
罷下
(
まかりくだ
)
らん事先以て
麁忽
(
そこつ
)
に似て然べからず其
仔細
(
しさい
)
は先年駿河大納言殿の御
子息
(
しそく
)
長七郎君も先大坂へ御出の
吉例
(
きちれい
)
も
有
(
あれ
)
ば此先例に
任
(
まか
)
せ一先大坂へ出張ゆる/\
關東
(
くわんとう
)
の
動靜
(
やうす
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
區
部首:⼖
11画
々
3画
“區”で始まる語句
區別
區劃
區域
區分
區切
區限
區區
區
區畫
區處