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『其角と山賊と殿様』
ふりがな文庫
『
其角と山賊と殿様
(
きかくとさんぞくととのさま
)
』
その頃榎本其角は、俳友小川破笠と共に江戸茅場町の裏店に棲んでいた。 芭蕉の門に入ったばかりで、貧窮のどん底時代だった、外へ出る着物も夜の衾もひと組しかなく、それを破笠と共同で遣っている有様だった。 同門の親友、服部嵐雪は、その時分井上相模守 …
著者
山本周五郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「キング」大日本雄弁会講談社、1934(昭和9)年2月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
吊
(
づ
)
掠
(
さら
)
衾
(
よぎ
)
訊
(
き
)
癇
(
かん
)
百舌
(
もず
)
瞠
(
みは
)
篝
(
かがり
)
肴
(
さかな
)
脾腹
(
ひばら
)
膝
(
ひざ
)
蔽
(
おお
)
藁
(
わら
)
褌
(
ふんどし
)
襖
(
ふすま
)
襤褸
(
ぼろ
)
襦袢
(
じゅばん
)
煌々
(
こうこう
)
訝
(
いぶか
)
許
(
もと
)
詠
(
よ
)
跟
(
つ
)
蹣跚
(
まんさん
)
辻
(
つじ
)
醒
(
さ
)
鐚
(
びた
)
顛倒
(
てんとう
)
顫
(
ふる
)
駕籠
(
かご
)
髭
(
ひげ
)
鬱蒼
(
うっそう
)
如何
(
いか
)
俳諧
(
はいかい
)
傲然
(
ごうぜん
)
儂
(
わし
)
刳込
(
えぐりこ
)
刻
(
とき
)
区々
(
まちまち
)
却
(
かえ
)
吃驚
(
びっくり
)
呆
(
あき
)
咎
(
とが
)
咏
(
よ
)
喉元
(
のどもと
)
墨痕
(
ぼっこん
)
生贄
(
いけにえ
)
寝呆
(
ねぼ
)
山塞
(
さんさい
)
引摺
(
ひきず
)
恬淡
(
てんたん
)
愕然
(
がくぜん
)
掟
(
おきて
)
掴
(
つか
)
月代
(
さかやき
)
松火
(
たいまつ
)
毮
(
むし
)
泣腫
(
なきは
)
溺
(
おぼ
)
似相
(
じそう
)