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区々
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くく
ふりがな文庫
“
区々
(
くく
)” の例文
旧字:
區々
しかるにその別ちも付かずにただ子供のように女のように、
区々
(
くく
)
たる人情に
搦
(
から
)
まれて居るというのは分らん話だ
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
俊寛 しかしそれは
区々
(
くく
)
たる
小役人
(
こやくにん
)
のすることだ。大いなる役人は文書の意のあるところをくみとるべきだ。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
頭髪の色と
黒子
(
ほくろ
)
の所在は毎日変って、
年齢
(
ねんれい
)
区々
(
くく
)
。趣味として買物、慈善事業、詩人画家の招待。オペラ。
字で書いた漫画
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
防ぐ側、押しかける側、半夜は攻防
区々
(
くく
)
な
揉
(
も
)
み合いだった。劉高の寄手のうちには、武芸師範の
猛者
(
もさ
)
が二人もいて、これが指揮をとり、勢い
旺
(
さかん
)
だったからである。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ええ、こうなる上は
区々
(
くく
)
たる浮世の事に乱されずに、
何日
(
いつ
)
もお前の糸の
音
(
ね
)
を聞いてお前の側にいるも好かろう。己を死に導いてくれるなら己は甘んじて
跟
(
つ
)
いて
行
(
ゆ
)
こう。
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
▼ もっと見る
信念の巌は死もこれを動かす能はず、
況
(
いは
)
んや
区々
(
くく
)
たる地上の権力をや。大哲スピノザ、少壮にして
猶太
(
ユダヤ
)
神学校にあるや、
侃々
(
かんかん
)
の弁を揮つて教条を議し、何の
憚
(
はばか
)
る所なし。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
冀
(
こいねがわ
)
くば国民の選挙に対する態度が、帝国将来の運命に至大の関係を有することを深く考慮し、
区々
(
くく
)
たる地方的感情や利己的小利害を棄てて、あくまで選挙の神聖を保つ事に
力
(
つと
)
むると同時に
選挙人に与う
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
区
常用漢字
小3
部首:⼖
4画
々
3画
“区”で始まる語句
区劃
区別
区画
区
区域
区切
区限
区純
区内
区分