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くべつ
ふりがな文庫
“
区別
(
くべつ
)” の例文
旧字:
區別
盃
(
さかづき
)
を
納
(
をさめ
)
るなり
汽車
(
きしや
)
に
乗
(
の
)
つて
家
(
いへ
)
を
出
(
で
)
た
夫婦
(
ふうふ
)
の
身体
(
からだ
)
は、
人間
(
にんげん
)
だか
蝶
(
てふ
)
だか
区別
(
くべつ
)
が
附
(
つ
)
かない。
遥々
(
はる/″\
)
来
(
き
)
た、と
言
(
い
)
はれては
何
(
なん
)
とも
以
(
もつ
)
て
極
(
きまり
)
が
悪
(
わる
)
い。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
御性質
(
ごせいしつ
)
の
相違
(
そうい
)
が
次第次第
(
しだいしだい
)
に
強
(
つよ
)
まって
行
(
ゆ
)
き、
末
(
すえ
)
の
人間界
(
にんげんかい
)
の
方
(
ほう
)
では、
豐玉姫系
(
とよたまひめけい
)
と
玉依姫系
(
たまよりひめけい
)
との
区別
(
くべつ
)
が
可
(
か
)
なりはっきりつくようになって
居
(
お
)
ります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
わたしは世間なみの人からかれを
区別
(
くべつ
)
することができずにいたが、ミリガン
夫人
(
ふじん
)
と二か月くらしたあいだに、わたしの目は開いたし、ちえも進んだ。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
ただ
真
(
ま
)
っ
白
(
しろ
)
な
荒寥
(
こうりょう
)
とした
鉛色
(
なまりいろ
)
に
光
(
ひか
)
る
氷
(
こおり
)
の
波濤
(
はとう
)
が
起伏
(
きふく
)
していて
昼夜
(
ちゅうや
)
の
区別
(
くべつ
)
なく、
春夏秋冬
(
はるなつあきふゆ
)
なく、ひっきりなしに
暴風
(
ぼうふう
)
の
吹
(
ふ
)
いている
光景
(
こうけい
)
が
目
(
め
)
に
浮
(
う
)
かぶのでした。
台風の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
はその
眼中
(
がんちゅう
)
に
社会
(
しゃかい
)
の
人々
(
ひとびと
)
をただ二
種
(
しゅ
)
に
区別
(
くべつ
)
している、
義者
(
ぎしゃ
)
と、
不義者
(
ふぎしゃ
)
と、そうして
婦人
(
ふじん
)
のこと、
恋愛
(
れんあい
)
のことに
就
(
つ
)
いては、いつも
自
(
みずか
)
ら
深
(
ふか
)
く
感
(
かん
)
じ
入
(
い
)
って
説
(
と
)
くのであるが
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
之を
喫
(
きつ
)
する其
何椀
(
なんわん
)
なるを
知
(
し
)
らざるなり、而して此を食ふを得るは
全
(
まつた
)
く人夫中の
好漢
(
こうかん
)
喜作
(
きさく
)
の
力
(
ちから
)
にして、能く害菌と食菌とを
区別
(
くべつ
)
し、余等をして安全之を
食
(
くら
)
ふを得せしむ
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
まだ
剖
(
わか
)
れない
巨
(
おお
)
きな
愛
(
あい
)
の
感情
(
かんじょう
)
です。すすきの花の
向
(
むか
)
い火や、きらめく
赤褐
(
せっかつ
)
の
樹立
(
こだち
)
のなかに、
鹿
(
しか
)
が
無心
(
むしん
)
に
遊
(
あそ
)
んでいます。ひとは自分と鹿との
区別
(
くべつ
)
を
忘
(
わす
)
れ、いっしょに
踊
(
おど
)
ろうとさえします。
『注文の多い料理店』新刊案内
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
しかし彼は、はっきりと
音色
(
ねいろ
)
を
区別
(
くべつ
)
していた。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
牛肉
(
ぎゅうにく
)
の
区別
(
くべつ
)
冬 第三百五 肉の区別
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
が、そなたも
知
(
し
)
る
通
(
とお
)
り
現幽
(
げんゆう
)
は一
致
(
ち
)
、
幽界
(
ゆうかい
)
の
事
(
こと
)
は
直
(
ただ
)
ちに
現界
(
げんかい
)
に
映
(
うつ
)
るから、
実際
(
じっさい
)
はどちらとも
区別
(
くべつ
)
がつけられないことになる……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
葉
(
は
)
のついていないけやきの
細
(
ほそ
)
い
枝
(
えだ
)
が
煙
(
けむ
)
って
見
(
み
)
えるので、
雲
(
くも
)
と
木
(
き
)
の
区別
(
くべつ
)
がちょっとわからないのでありました。
雪の降った日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
はあ、
病人
(
びょうにん
)
、しかし
何
(
なん
)
百
人
(
にん
)
と
云
(
い
)
う
狂人
(
きょうじん
)
が
自由
(
じゆう
)
にそこら
辺
(
へん
)
を
歩
(
ある
)
いているではないですか、それは
貴方々
(
あなたがた
)
の
無学
(
むがく
)
なるに
由
(
よ
)
って、
狂人
(
きょうじん
)
と、
健康
(
けんこう
)
なる
者
(
もの
)
との
区別
(
くべつ
)
が
出来
(
でき
)
んのです。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
もちろんこちらの
世界
(
せかい
)
には
昼夜
(
ちゅうや
)
の
区別
(
くべつ
)
も、
歳月
(
つきひ
)
のけじめもありませぬから、
私
(
わたくし
)
はただ
神
(
かみ
)
さまから
伺
(
うかが
)
って、
成
(
な
)
るほどそうかと
思
(
おも
)
う
丈
(
だけ
)
のことに
過
(
す
)
ぎませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「
人間
(
にんげん
)
だって
同
(
おな
)
じじゃないか、
毎日
(
まいにち
)
のように、
若
(
わか
)
いもの、
年寄
(
としよ
)
りの
区別
(
くべつ
)
なく
死
(
し
)
んで
墓
(
はか
)
へゆくのに、
自分
(
じぶん
)
だけは、いつまでも
生
(
い
)
きていると
思
(
おも
)
って、
欲深
(
よくふか
)
くしているのだ。」
あらしの前の木と鳥の会話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで、
昼
(
ひる
)
から
夜
(
よる
)
まで——いや、そういう
区別
(
くべつ
)
もなく、
永久
(
えいきゅう
)
に、
暗
(
くら
)
く、ただ、
見得
(
みう
)
るかぎりの
世界
(
せかい
)
というものは、
切
(
き
)
り
削
(
けず
)
られた
赤土
(
あかつち
)
の
断層
(
だんそう
)
の一
部分
(
ぶぶん
)
と
煉瓦
(
れんが
)
の
堆積
(
たいせき
)
と、その
割
(
わ
)
れめからわき
出
(
だ
)
して
老工夫と電灯:――大人の童話――
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
区
常用漢字
小3
部首:⼖
4画
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“区”で始まる語句
区々
区劃
区画
区
区域
区切
区限
区純
区内
区分