“好漢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうかん30.0%
おとこ20.0%
いいおとこ10.0%
いゝをとこ10.0%
かうかん10.0%
よきおとこ10.0%
をとこ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
之をきつする其何椀なんわんなるをらざるなり、而して此を食ふを得るはまつたく人夫中の好漢こうかん喜作きさくちからにして、能く害菌と食菌とを区別くべつし、余等をして安全之をくらふを得せしむ
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
「人妻にせよ娘にせよ、女隠しなどは罪深い。義で生きる好漢おとこのすることではありませんな。どうもあなたの義兄弟らしくもない」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お慈悲の深い上人様はどの道おれ好漢いいおとこにして下さるのよ、ハハハ、なあお吉、弟を可愛がればいい兄きではないか、腹のったものには自分が少しは辛くても飯を分けてやらねばならぬ場合もある
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
御慈悲の深い上人様はの道おれ好漢いゝをとこにして下さるのよ、ハヽヽ、なあお吉、弟を可愛がれば好いあにきではないか、腹のつたものには自分が少しは辛くても飯を分けてやらねばならぬ場合もある
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
鐵車てつしやふたゝ猛烈まうれつなるいきほひをもつてみ、岩石がんせきくだいて突進とつしんする。あゝ好漢かうかんこのをとこじつ壯快さうくわい男兒だんじだが、をしむらくばすこしく無鐵砲むてつぽうぎるので、萬一まんいち※失あやまちければよいがとおも途端とたんたちま
義あり勇ある今日こんにち好漢よきおとこ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すつきり端然しやんと構へたる風姿やうだいと云ひ面貌きりやうといひ水際立つたる男振り、万人が万人とも好かずには居られまじき天晴小気味のよき好漢をとこなり。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)