“こうかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巷間16.5%
交換12.8%
浩瀚11.9%
交驩11.0%
槓杆9.2%
槓桿5.5%
浩澣5.5%
江漢3.7%
甲館2.8%
交歓2.8%
浩翰2.8%
好漢1.8%
後患1.8%
高幹0.9%
亢旱0.9%
候官0.9%
喉間0.9%
好感0.9%
後奸0.9%
狡奸0.9%
獷猂0.9%
航艦0.9%
苟簡0.9%
荒寒0.9%
香羹0.9%
黄観0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまはかえって、このような巷間こうかん無名の民衆たちが、正論を吐いている時代である。指導者たちは、ただあわを食って右往左往しているばかりだ。
パンドラの匣 (新字新仮名) / 太宰治(著)
昨日の三重子は、——山手やまのて線の電車の中に彼と目礼だけ交換こうかんした三重子はいかにもしとやかな女学生だった。
早春 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
支倉は一方裁判長にかくの如き浩瀚こうかんなる書類を出すと共に、一方庄司署長、神戸牧師に恨みの手紙を出す事は少しも怠らなかった。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
但し、滑稽こっけいなことに、初めは戦争どころか、両軍の将士が相擁してカヴァを酌みかわし、盛んな交驩こうかんが行われたらしい。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「うむ、これだよ!」と呟くと、数間離れた地面の一箇所、そこにニョッキリ突起とっきしている、赤錆びた槓杆こうかんを引っ掴んだ。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
自覚したる天才が、新たな未来を開拓せんとする時、現在を基点として一大転向を企図せんとする時、過去と全体とは彼の槓桿こうかんの上にのしかかってくる。
わたくしは病床で『真書太閤記しんしょたいこうき』を通読し、つづいて『水滸伝すいこでん』、『西遊記』、『演義三国志』のような浩澣こうかんな冊子をよんだことを記憶している。
十六、七のころ (新字新仮名) / 永井荷風(著)
蛾眉山のふもとの河々皆此大河に入る。此大河瀘州ろじうを流れ三けふのふもとをぎ、江漢こうかんいた荊州けいじうに入り、○洞庭湖とうていこ赤壁せきへき潯陽江じんやうこう楊子江やうしこうの四大こうつうじて江南こうなん流湎ながれめぐりて東海に入る。
甲館こうかん躑躅つつじさき詰侍つめざむらいが、すでに、ここの物音を聞きしって、そとをかためてしまったにそういない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元康自身よりも、その間の忍苦辛酸にんくしんさんを忘れられない三河譜代の老臣たちは、万感こもごも胸にせまって、ひそかにまぶたを熱くしながら、若い両太守たいしゅ交歓こうかんをながめていた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それに対してヴィクトル・アリ氏は先々月浩翰こうかんな反駁文をアムステルダム発行の鉄砲雑誌「火器ファイア・アウム」に寄せた。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
人を殺せば殺される。殺されたものは社会から消えて行く。後患こうかんのこさない。趣味の堕落したものは依然として現存する。現存する以上は堕落した趣味を伝染せねばやまぬ。彼はペストである。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
二男の袁煕えんきや甥の高幹こうかんも、一方に陣地を構築し、三面から曹操を防いだのでさしもの曹軍も、やや喰いとめられ、戦いは翌八年の春にわたって、まったく膠着こうちゃく状態に入るかと見えたが
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
并州へいしゅうへ入って、高幹こうかんに止めを刺せ」と、曹操はそれに命令を下した。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——龍涙りゅうるいに落つるは亢旱こうかん三年、という古言もあります。陛下、社稷しゃしょくの重きを思い給わば、何とぞ玉体をおそこね遊ばさぬように。そして努めて、士気の昂揚をご宸念しんねんあそばして下さい」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
晋の安帝あんていのとき、候官こうかん県の謝端しゃたんは幼い頃に父母をうしない、別に親類もないので、となりの人に養育されて成長した。
青門老圃らうほひとり一室の中に坐し、冥思めいし遐捜かさうす、両頬せきを発し火の如く、喉間こうかん咯々かく/\声あるに至る、稿をしょくし日を積まざれば出でず、思を構ふるの時にあたつて大苦あるものの如し、既に来れば則ち大喜
人生 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そのうえに、こんど博士が、大きな金もうけをさせてくれるといったのにたいし、好感こうかんをよせたのだ。村人は、博士をとりまいて、遠慮えんりょのない話をとりかわした。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
もし朝廷において一時の利得を計り、永久治安の策をなさない時には、すなわち北条ほうじょうの後に足利あしかがを生じ、前姦ぜんかん去って後奸こうかん来たるの覆轍ふくてつを踏むことも避けがたいであろう。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
後世の水戸学者は、これを評して「彼の狡奸こうかんだ」といった。また「耳をおおってすずを盗むたぐいの芝居だ」と酷評した。しかり、どんな人間も、純一無垢じゅんいつむくな涙にはなりきれない。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
周密の『癸辛雑識』続上に、北方の野猪大なるもの数百斤、最も獷猂こうかんにしてりがたし、つねに身を以て松樹をり脂を取って自ら潤し、しかる後に沙中に臥し沙を膏に附く。
柚子はそのころ、第Ⅹ航艦こうかんの司令官をしていた兄の末っ子で、母は早く死に、三人の兄はみな海軍で前へ出ていたので、ずうっと寄宿舎にいて、家庭的には、めぐまれない生活だった。
春雪 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
漆谷しつこくは市河三陽、小野節二家の説を聞くに、後藤氏、名は苟簡こうかん、字は子易しえき、一田夫でんふ、又木斎と号した。北条霞亭の尺牘に拠るに、通称は弥之助である。讚岐の商家に生れ、屋号を油屋と云ふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
蕪村はこれをたくみに用ゐ、これら不浄の物をして殺風景ならしめざるのみならず、幾多の荒寒こうかん凄涼せいりょうなる趣味を含ましむるを得たり。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
熊肉を煮込んで、それを燐寸まっちの小箱ほどの大きさに切り、それに濃い香羹こうかんがかけてある。
香熊 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
礼部尚書れいぶしょうしょ陳廸ちんてき刑部けいぶ尚書暴昭ぼうしょう礼部侍郎れいぶじろう黄観こうかん蘇州そしゅう知府ちふ姚善ようぜん翰林かんりん修譚しゅうたん王叔英おうしゅくえい翰林かんりん王艮おうごん淅江せっこう按察使あんさつし王良おうりょう兵部郎中へいぶろうちゅう譚冀たんき御史ぎょし曾鳳韶そうほうしょう谷府長史こくふちょうし劉璟りゅうけい、其他数十百人、あるいは屈せずして殺され
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)