“浩瀚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうかん94.4%
かうかん5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに、その全部の紙数二千六百ページに余るほどのすこぶる浩瀚こうかんの大書籍なれば、世間よくこれを通読するものいたって少ない。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
支倉は一方裁判長にかくの如き浩瀚こうかんなる書類を出すと共に、一方庄司署長、神戸牧師に恨みの手紙を出す事は少しも怠らなかった。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
それはほんとうか、これほど今の彼にとつて適切な言葉が、たとひどれほどの浩瀚かうかんな書物の一行一行を片つぱしから、一生懸命に捜して見ても、決してもう二度とはここへ啓示されさうもない。