“かうかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
江漢28.6%
亢旱14.3%
好漢14.3%
浩瀚14.3%
浩翰14.3%
行簡14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江漢かうかんが此処に来りて心こめし色をし見なむ雲中観音図うんちゆうくわんのんづ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
亢旱かうかんにして夏に至るまで雨ふらず。百川水を減じて五穀ややしぼめり。まことに朕が不徳をて致す所なり。百姓何の罪ありてか、憔萎せうゐせる事の甚しき。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
鐵車てつしやふたゝ猛烈まうれつなるいきほひをもつてみ、岩石がんせきくだいて突進とつしんする。あゝ好漢かうかんこのをとこじつ壯快さうくわい男兒だんじだが、をしむらくばすこしく無鐵砲むてつぽうぎるので、萬一まんいち※失あやまちければよいがとおも途端とたんたちま
それはほんとうか、これほど今の彼にとつて適切な言葉が、たとひどれほどの浩瀚かうかんな書物の一行一行を片つぱしから、一生懸命に捜して見ても、決してもう二度とはここへ啓示されさうもない。
浩翰かうかんな書物が出版されたりしてゐるが、それでも『男色大鑑』あたりを見せると、非常に驚愕の眼を睜るといふことだ。
西鶴小論 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
「及其病革、書牘数十通、猶在篋笥、門人泉長達神保簡受遺言、尽返之各主。」長達は豊洲の名である。神保簡は恐くは続近世叢語の行簡かうかん、宇は子廉であらう。蘭室と号したのは此人か。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)