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槓桿
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こうかん
ふりがな文庫
“
槓桿
(
こうかん
)” の例文
槓桿
(
こうかん
)
にかけた天草の手が、かすかにかすかにふるえるのは、強敵と睨んだがためだろう? だが何にも聞こえないではないか!
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
自覚したる天才が、新たな未来を開拓せんとする時、現在を基点として一大転向を企図せんとする時、過去と全体とは彼の
槓桿
(
こうかん
)
の上にのしかかってくる。
ジャン・クリストフ:01 序
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
次第
(
しだい
)
/\に
鐵車
(
てつしや
)
を
曳上
(
ひきあ
)
げ、
遞進機
(
ていしんき
)
は
螺旋形揚上機
(
らせんけいやうじやうき
)
とは
反對
(
はんたい
)
に、
後方
(
こうほう
)
の
巖石
(
がんせき
)
を
支臺
(
さゝへ
)
として、
彈力性
(
だんりよくせい
)
の
槓桿
(
こうかん
)
の
伸張
(
しんちやう
)
によつて、
無二無三
(
むにむさん
)
に
鐵車
(
てつしや
)
を
押上
(
おしあ
)
げるのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
クリストフがおのれの芸術の
槓桿
(
こうかん
)
をすえるべき支点を見出し得るのは、まだここでではなかった。否彼はこの民族とともに、
砂漠
(
さばく
)
の砂の中に埋没しかかったのである。
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
栓のように見えていた小岩は、穴倉の上置きの磐石を辷らせる、
槓桿
(
こうかん
)
だったらしい。その槓桿を動かしたがために、穴倉の口が開いたのらしい。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
教えてやろう『
槓桿
(
こうかん
)
の原理』そいつを応用したまでだ。……さあ今度は何にしよう。水鉄砲がいい! うんそうだ!
柳営秘録かつえ蔵
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“槓桿”の意味
《名詞》
槓 桿(こうかん)
てこ。
(出典:Wiktionary)
槓
漢検1級
部首:⽊
14画
桿
漢検1級
部首:⽊
11画
“槓”で始まる語句
槓杆
槓
槓子
槓杵
槓杆仕掛