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交換
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こうかん
ふりがな文庫
“
交換
(
こうかん
)” の例文
前の汽車と停車場で
交換
(
こうかん
)
したのでしょうか、こんどは南の方へごとごと走る音がしました。何だか車のひびきが大へん
遅
(
おそ
)
く貨物列車らしかったのです。
二十六夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
昨日の三重子は、——
山手
(
やまのて
)
線の電車の中に彼と目礼だけ
交換
(
こうかん
)
した三重子はいかにもしとやかな女学生だった。
早春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しかたなく、百
姓
(
しょう
)
は、
年
(
とし
)
とった
牛
(
うし
)
を
引
(
ひ
)
きながら、あちらこちらと
迷
(
まよ
)
っていました。しまいには、もうどんな
牛
(
うし
)
でも、
馬
(
うま
)
でもいいから、この
牛
(
うし
)
と
交換
(
こうかん
)
したいものだ。
百姓の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
バンジャメンもわたしを
忘
(
わす
)
れはしなかった。かれはやはりわたしにおくり物をしようと思った。かれはわたしにナイフをくれて、それと
交換
(
こうかん
)
に、一スー
請求
(
せいきゅう
)
した。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
そして他の花へ飛びあるいた時、その
着
(
つ
)
けて来た花粉を
粘着
(
ねんちゃく
)
する
雌蕊
(
しずい
)
の
柱頭
(
ちゅうとう
)
へ、知らず知らず
着
(
つ
)
けるのである。すなわち蝶と花とが、利益の
交換
(
こうかん
)
をやっているわけだ。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
▼ もっと見る
斯かる
塲合
(
ばあひ
)
に於ては、石器製造を
好
(
この
)
む
者
(
もの
)
は多くの石器を
造
(
つく
)
り、
土器製造
(
どきせいぞう
)
を
好
(
この
)
む
者
(
もの
)
は多くの
土器
(
どき
)
を
造
(
つく
)
り互に余分の品を
交換
(
こうかん
)
すると云ふか如き
事
(
こと
)
も
有
(
あ
)
りさうなる
事
(
こと
)
ならずや。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
楚
(
そ
)
では王族の一人が
病臥
(
びょうが
)
中の王の
頸
(
くび
)
をしめて位を
奪
(
うば
)
う。
呉
(
ご
)
では足頸を
斬取
(
きりと
)
られた罪人共が王を
襲
(
おそ
)
い、晋では二人の臣が
互
(
たが
)
いに妻を
交換
(
こうかん
)
し合う。このような世の中であった。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
プログラムは当方に一任、ただし、意見
交換
(
こうかん
)
の時間をできるだけ長くする、というのであった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
八十円と今までの持船を添えて
交換
(
こうかん
)
ということで三人の男たちは土間に立って手打ちをした。
暦
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
彼女と
交換
(
こうかん
)
した親しげな視線の続きとでも言ったような意味ありげな視線を彼女の方へ投げかけながら、そして思い出し笑いのようなものをふいと浮べながら、軽く
会釈
(
えしゃく
)
をして
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
二三日
経
(
た
)
って、出来上がった写真を、
交換
(
こうかん
)
し、サインもし合っていました。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
お
師匠
(
ししょう
)
さまは、わたくしにその
秘法
(
ひほう
)
をさずけ、あなたに会って、あることと
交換
(
こうかん
)
にして教えてこい、だが、
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
はずるいやつゆえ、もしも、こっちできくことをちゃんと答えなかったら
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
○赤石君
因陀羅
(
いんだら
)
寒山拾得
(
かんざんじっとく
)
の事。(
宗達
(
そうたつ
)
交換
(
こうかん
)
)
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
なかには、
自分
(
じぶん
)
の
持
(
も
)
っている
品
(
しな
)
を、ほかの
人
(
ひと
)
の
持
(
も
)
っている
品
(
しな
)
と
交換
(
こうかん
)
したりするものもあったのです。
汽船の中の父と子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
双方の最初のごあいさつの
交換
(
こうかん
)
だけは、この
青天井
(
あおてんじょう
)
の下でお願いしたいと思います。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
精
(
せい
)
いッぱいな
弾力
(
だんりょく
)
を
交換
(
こうかん
)
して、ふたりはうしろへよろけあった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自分
(
じぶん
)
は、
馬
(
うま
)
にしようか、
牛
(
うし
)
にしようかとまどいましたが、しまいには、この
連
(
つ
)
れてきた
年
(
とし
)
とった
牛
(
うし
)
に、あまりたくさんの
金
(
かね
)
を
打
(
う
)
たなくて
交換
(
こうかん
)
できるなら、
牛
(
うし
)
でも、
馬
(
うま
)
でも
百姓の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
双方の塾生を
交換
(
こうかん
)
して指導したり、あるいはいっしょにして討論会みたようなことをやらせたりしようというのですから、こちらとしては、どうもお受けするわけには行かなかったのです。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
「おまえさん、よくいままで、こんな
年
(
とし
)
をとった
牛
(
うし
)
を
持
(
も
)
っていなさったものだ。だれも、こんな
牛
(
うし
)
に、いくらおまえさんが
金
(
かね
)
をつけたって
喜
(
よろこ
)
んで
交換
(
こうかん
)
するものはあるめえ。」
百姓の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
手品師
(
てじなし
)
は、
東
(
ひがし
)
の
方
(
ほう
)
の
国
(
くに
)
の
市場
(
いちば
)
で、
若
(
わか
)
い
女
(
おんな
)
が、きれいな
花
(
はな
)
を
売
(
う
)
っているのを
買
(
か
)
って、その
根
(
ね
)
を
島
(
しま
)
の
庭園
(
ていえん
)
に
持
(
も
)
って
帰
(
かえ
)
ることになりました。また、
眼鏡屋
(
めがねや
)
は、
船
(
ふね
)
の
中
(
なか
)
で、
望遠鏡
(
ぼうえんきょう
)
と
美
(
うつく
)
しいつぼと
交換
(
こうかん
)
しました。
花咲く島の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「なにかと
交換
(
こうかん
)
しようよ。」と、
勇
(
ゆう
)
ちゃんは、いったのです。
青い石とメダル
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
交
常用漢字
小2
部首:⼇
6画
換
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
“交換”で始まる語句
交換台
交換的
交換教授