“交歓”の読み方と例文
読み方割合
こうかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はいまも朝鮮人に親しみを感じているが、それはこの新聞配達をしていた期間の交歓こうかんに由るものである。私に区域を引き継いでくれた人も朝鮮人であった。
安い頭 (新字新仮名) / 小山清(著)
元康自身よりも、その間の忍苦辛酸にんくしんさんを忘れられない三河譜代の老臣たちは、万感こもごも胸にせまって、ひそかにまぶたを熱くしながら、若い両太守たいしゅ交歓こうかんをながめていた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小関氏を塾長とする興国塾こうこくじゅくの塾生約五十名で、来塾の目的は見学と交歓こうかん、日時は今度の土曜の午後一時から夜八時まで、夕食をともにするが、実費は先方の分は先方で負担する
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)