好漢こうかん)” の例文
之をきつする其何椀なんわんなるをらざるなり、而して此を食ふを得るはまつたく人夫中の好漢こうかん喜作きさくちからにして、能く害菌と食菌とを区別くべつし、余等をして安全之をくらふを得せしむ
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
好漢こうかんこの鬼窟裏きくつりに向って生計を営む。惜しい事だ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
好漢こうかん、共に語るに足る)
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前途を見究みきはめて進行しんかうせしむ、善作一たび方向をさだめてすすむ時は、その誤らざる事磁石にるよりもまされりと云ふべし、しんに一行中屈竟くつけう好漢こうかんたり、中島鹿吉なるものは躯幹偉大ゐだい
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)