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極
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きはめ
ふりがな文庫
“
極
(
きはめ
)” の例文
而して
會〻
(
たま/\
)
その街を過ぐる一行ありしがために、此一
寰區
(
くわんく
)
は特に明かなる印象を我心裡に留むることを得たり。角
極
(
きはめ
)
て長き二頭の白牛一車を
輓
(
ひ
)
けり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
世間の人の
周章狼狽
(
しうしやうらうばい
)
するやうな事に出くはすと、先生
極
(
きはめ
)
て平気で、不断から透明な頭がいよいよ透明になつて来る。
魔睡
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
然に此篇のお夏は、主人の娘として
下僕
(
かぼく
)
に情を寄せ、其情は
初
(
はじめ
)
に
肉情
(
センシユアル
)
に起りたるにせよ、
後
(
のち
)
に
至
(
いたり
)
て立派なる
情愛
(
アツフヱクシヨン
)
にうつり、
果
(
はて
)
は
極
(
きはめ
)
て神聖なる
恋愛
(
ラブ
)
に迄進みぬ。
「歌念仏」を読みて
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
秦亀
(
しんき
)
は山中に
居
(
を
)
るものなり、ゆゑに
呼
(
よん
)
で山亀といふ。春夏は
渓水
(
けいすゐ
)
に遊び秋冬は山に
蔵
(
かく
)
る、
極
(
きはめ
)
て長寿する亀は是なりとぞ。又
筮亀
(
ぜいき
)
と一名するは
周易
(
しうえき
)
に亀を
焼
(
やき
)
て占ひしも此亀なりとぞ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
極
(
きはめ
)
し
譯
(
わけ
)
か
聞
(
きか
)
ま
欲
(
ほし
)
と腹の立まゝ
藪
(
やぶ
)
から
棒
(
ぼう
)
にまくり
立
(
たて
)
つゝ
云
(
いひ
)
ければ忠兵衞
呆氣
(
あつけ
)
に
取
(
とら
)
るゝ
耳
(
のみ
)
少も
合點
(
がてん
)
行ざれどもお光の事とは大方に
推
(
すゐ
)
せばいよ/\
分
(
わか
)
り
兼
(
かね
)
猶
(
なほ
)
押返
(
おしかへ
)
して問けるに
主個
(
あるじ
)
は今方店へ來し醫師が
述
(
のべ
)
たるテレメンテーナの藥の事より大藤の
女兒
(
むすめ
)
は
斯
(
かう
)
と話したるが和郎は大事な主人の
嫁
(
よめ
)
が
途中
(
とちう
)
なんどで
轉倒
(
ひつくりかへ
)
り
天窓
(
あたま
)
へ
汚
(
むさ
)
き
草履
(
ざうり
)
草鞋
(
わらぢ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
ジエンナロの面は血色全く失せて、さてはおん身は立聞せしか、おん身は我を
辱
(
はづかし
)
めたり、我と決鬪せよといふ。其聲
極
(
きはめ
)
て
冷
(
ひやゝか
)
に、極てあらゝかなりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
常に
人世
(
アース
)
の境域にのみ心を
注
(
あつ
)
め、社界を改良すと曰ひ、国家の福利を増すと曰ひ、民衆の意向を率ゆと曰ひ、
極
(
きはめ
)
て
尨雑
(
ばうざつ
)
なる目的と希望の中に働らきつゝあり。
国民と思想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
秦亀
(
しんき
)
は山中に
居
(
を
)
るものなり、ゆゑに
呼
(
よん
)
で山亀といふ。春夏は
渓水
(
けいすゐ
)
に遊び秋冬は山に
蔵
(
かく
)
る、
極
(
きはめ
)
て長寿する亀は是なりとぞ。又
筮亀
(
ぜいき
)
と一名するは
周易
(
しうえき
)
に亀を
焼
(
やき
)
て占ひしも此亀なりとぞ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
高利貸
(
こうりかし
)
の
老婦人
(
ろうふじん
)
、いかにも
露西亞
(
ロシア
)
は
露西亞
(
ロシア
)
らしく
思
(
おも
)
はれ、
讀者
(
どくしや
)
をして
再讀
(
さいどく
)
するに
心
(
こゝろ
)
を
起
(
おこ
)
さしむ。
居酒屋
(
いざかや
)
に
於
(
お
)
ける
非職官人
(
ひしよくくわんじん
)
の
懺悔
(
ざんげ
)
?
自負
(
じふ
)
?
白状
(
はくじやう
)
と
極
(
きはめ
)
て
面白
(
おもしろ
)
し。その
病妻
(
びようさい
)
の
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
ひて
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
(この論、
極
(
きはめ
)
て不熟なり、編輯期日に迫りて再考の
遑
(
いとま
)
あらず、読者乞ふ之を諒せよ。)
「歌念仏」を読みて
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
“極”の意味
《名詞》
(きょく)2端のうちの一方。
(ごく)1,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000 = 1048を表す。載の次で恒河沙の前の位。
《形容動詞》
(ごく)程度の大きい様。
(出典:Wiktionary)
極
常用漢字
小4
部首:⽊
12画
“極”を含む語句
京極
極刑
見極
極端
極光
北極
極微
至極
極々
極彩色
取極
極月
極熱
極楽寺
感極
北極星
終極
結極
極限
極付
...