“きわま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キワマ
語句割合
65.2%
15.2%
15.2%
決定2.2%
2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人形の手足をいでおいたのにきわまって、蝶吉の血相の容易でなく、尋常ただではおさまりそうもない光景を見て、居合すはおそれと、立際たちぎわ悪体口にくていぐち
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小西の運命明日にきわまったりと、一同心おごりしたために、その夜、春照高番の宿で、前祝いのバクチをやったのが運の尽きでありました。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
塔上に追いつめられて、進退きわまった怪物は、おめおめ降伏せんよりは、寧ろ死を選んだのである。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ああまでかたく云うからは兄さんの謀反は決定きわまった! 妹のわたしが恐ろしく、仲間の家を泊まり歩き、妾に逢うまい逢うまいとして、今日まで逃げ隠れしていた事も
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
餌のことに疑問を持てばきわまりがない。その究りないところに深い興味がある。
水垢を凝視す (新字旧仮名) / 佐藤垢石(著)